エチュードとスパー

参加者は少なかった今日のフリーマットですが、それでも慧舟會長与道場様となかよし格闘教室様から出稽古の方がいらして、中身の濃い練習ができました。

スパーの数をこなすのもよし、テクニックに確認に時間を費やすのもよし。
バランスよく練習していきましょう。


役者のレッスンで「エチュード」というものがあります。

台本はありません。ペアまたは複数人のグループを組み、演出家がシチュエーションを伝え、演者は即興で芝居を作っていくのです。

お互いが全てアドリブですので、同じテーマだとしても各組が全く違う結末になることもあり得ます。
演者同士でも、アドリブが効かない人は相手に飲まれてしまって、結果として芝居が成立しないこともあります。

中には突拍子も無いアドリブをする人もいます。でも、流れを無視したりシチュエーションの本質からずれたことをしても意味がありません。単純に面白くない芝居になるだけです。

レベルの高い人達が組んで行なうエチュードは、お互いのアドリブがうまく噛み合い、それだけで金の取れるドラマが成立するほどです。


私は、スパーはエチュードと同じだと思っています。

実際のスパーでは、当然ながら相手は動いてきます。こっちがやりたいことを相手は防ごうとしてきます。もちろん、相手はこちらの想定通りに動いてはくれません。

アドリブの効かない人は相手の攻撃、もしくはこちらが想定していない動きに対応できず、ポジションを取られ、最後は極められます。
技を仕掛ける場合でも、必要なフィジカル・スタミナがないとうまくいきません。
もちろん、基本的な身体の使い方やテクニックを知らないと、アドリブのしようがありません。


通常クラスで技術を学び、スパーで体力とアドリブ力(りょく)を身につけて欲しいと思います。
時間のある時には筋トレしたり、一人でできる基礎ムーブやテクニック動画を見たりするのも大事です。

そうすると、柔術がもっと楽しくなりますよ。

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