火曜クラス@平和町道場。
ハーフガードで下からの腕絡み→スイープを練習しました。
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ハーフガードの状態で、抑え込まれてからエビをしようとしたり腕絡みを狙いにいくのはかなりのパワーが必要になります。
そうならないためにも、普段から下になった時には背中をマットにベッタリつけないように心がけましょう。
意識的に「半身になる癖」「丸まる癖」をつけちゃおう、というわけです。
癖って、人に言われたから身につけるものではありませんし、人に言われて簡単に直るものでもありません。
これって基礎ムーブや技の打ち込みでも同じことが言えます。
ただ漠然とやってるだけでは、いつの間にか間違った(効果のない)動き方が身体に染みついてしまって、なかなか修正できなくなります。
私が高校生の頃、自分で実際に実験してみたことをお話しします。
腕を組んでみてください。
上になってる腕は右ですか?左ですか?
じゃあ今度は反対の腕が上になるように組んでください。
何だか違和感があると思います。
じゃあ、
「お前、腕を組んだらいつも左手が上にくるのを、右手が上にくるように修正しろ」
と言われたとします。
自分で強く意識しておかないと、ふと腕を組んだら、いつもの癖で左手が上になっちゃうはずです。
でも、普段から心がけていると(どういう心がけだ、という話は置いといて)、
いつの間にか自然に右手が上になるようになってきます。
なんでこんなことを高校生の時分に試したのかは忘れてしまったんですが(笑)、普段から自分でしっかりと意識しておくと、癖は直るものです。
逆に言うと、普段から意識しておかないと直りません。
「そんなん簡単にいくかい」と思ってしまったら、永遠に直るわけがありません。
そういう意味で、初心者の方は初心者のうちに正しい動きを身につけておきましょう。
基礎ムーブや打ち込みを力任せに行なわず、また、スピードでごまかさず、ゆっくりと丁寧に繰り返しましょう。
そうすることが上達の近道です。
「スピードでごまかさない」については、後日改めて書きますね。